画像の鮭稚魚はFacebook仲間よりの頂き物
2014年の冬は降雪が少なく
雪かきもしなくて済んだので 快適な冬! だった
今年 2015年の降雪も似たようなものだ
もうすぐサケの稚魚の降下シーズン
カワウに捕まらず海まで辿り着ければよいのだが
など等と考えていたら去年の仲間との会話を思い出した
2014年は 赤川にサクラマスが居ない釣れない 3月に「馬鹿みたいに釣れる」と仰った釣り人もいるし30本弱のサクラが咲いた釣り人もいると聞く だが ほとんど新川(赤川放水路・河口域・汽水域)での釣果だった さらに上流の釣り場での釣果は 皆無に近かったのだ ♪
赤川のほとりで交わしたオラと仲間の会話
(会話は方言なので標準語に翻訳済み)
ところで、GIGIEのサクラマス特集で気になることが有りました、月山ダムが稼働してから春先の水温が低いと本波さんが語られていました 。秋から冬への黒鯛釣りでは雪が降って溶けると海水温が下がるので釣れなくなる と言う事を聞いたことが有ります。やはり、溯上に影響が有るのでしょうか?
間違いなくダムが稼働してから、赤川の春から初夏にかけては、河川水温は低いですよね、サクラマスの遡上にも、影響は有るとは思いますよ。しかし、低水温が遡上を阻害し、サクラマス遡上資源を減少させた要因とするだけの根拠は無いと言えますよ。逆に、ダムによる低水温はスモルトの降下にも影響するでしょうなぁ~。
鮭の稚魚も、海水温度が高くなっても赤川に止まっていますから、結局、海に出た時は、海水温度が限界に達していますよ。
ダムが稼働し、その結果として、サクラマス資源が減少したのは間違いないし、低水温も要因の1つでは、あるものの、ダムが稼働し、春先に低水温だからサクラマスの遡上資源が減少したとは言えないと思います。
実は、サクラマスの遡上が激減しているのは、日本海側の石川県、新潟県、山形県なのです。太平洋側は激減しておらず、ダムだけがサクラマス資源の減少とは考えられないでしょ
日本海側でも福井県は微妙に増えているのですよ。
サクラマスが減少している石川県・新潟県・山形県に福井県と比べ、足りないものは何でしょうか?
確かウナギの話では利根川のダムや汐留堰堤の影響が大きいとの話も聞きますし、利根川の戻り山女魚は海に降下しているという調査結果が出ていますね、赤川サクラマスの場合は利根川のウナギのようにダムの影響大と言い切れないまでも、色々な性質のサクラマス・ヤマメが減少したと言う事でしょうか?
あくまでも私個人の推測ですけど…石川県、新潟県、山形県はサクラマスの放流事業をかなり熱心にやっているけど、これが仇となっている可能性もあります
ノルウェイのアトランティック・サーモンも、放流事業を盛んと行ったら、資源が減少したと言う報告例もある。要するに、無意味に種苗の放流を行い、河川固有遺伝子を撹乱した事が原因だと言う事です。
やはり、河川固有の多様性を持ったサクラマスを増やさないとダメなのかも…しれません、
だから、赤川は早期に遡上する群の遺伝子が減少してしまったとも考えられるよね。
その要因の1つがダムや頭首工の影響が有るのかも知れないって事です。
まぁ早期に遡上する群ほど、河川環境の影響を永く受ける訳だしねぇ~
本来なら、赤川に遡上して来た親魚から採卵した稚魚を放流するのが良いかと思いますよ
勿論、発眼卵でも、親魚でも
まだまだサクラマスの資源研究は進んでいないのが現状だし、これから研究が進んでいくのか?と言えば、山形県に関しては、無理ですネ~ ・・・・・・・・・・・・。
放流が仇と言われても!我々の遊漁料から放流されているので、何としても回帰率の良いサクラマスを増やしていただきたいですね。研究が山形県では無理なのかもしれないが、他の県のスタンダードを真似することは出来ると思うので、他県の成果にも注目したいですね
事業においては、費用対効果や結果だけにとらわれる世の中ではあるが、基礎研究があっての効果や実績だとオラ等は考えるので、漁協や山形県ももっと真剣に考えていただきたいものです
以上がオラと仲間の会話(翻訳でかなり固い会話になっているが、実際はたわごとです)
お馬鹿なオラが作成した
サクラマス回帰予測2011と
サクラマス回帰予測2013最新版
サクラマス回帰予測2015のグラフを眺めても因果関係は見えてこない、それはあくまでも溯上を基準としたグラフだからだ、サクラマスの幼魚時期やスモルトとパーの比率も釣り士では分からない。ただ言えることは、平成12年10月試験湛水平成13年10月竣工の月山ダムや、すでに稼働していた八久和ダム・荒沢ダム・小規模の砂防堰堤が河川環境に負荷をかけている事、2013年の濁濁濁の各ダムからの排水が長く続いた事で川に生息する生物は大打撃を受けたのも一つの要因だということだ。研究者・田子泰彦氏は、『そして、ダムの建設によって背負わされた「河川漁場は河床の低下と平坦化により、いずれ消え去る」という宿命も、天才的な河川工学者の出現によっていつかは取り除かれ、良好な河川環境、そして豊富な漁業資源が末永く子孫に継承されることを切に願うものである。」と『河川漁業の名川,神通川と庄川はダムの建設でいかに変貌し,そしていかなる終末を迎えるのか』という論文で締めくくっている。他河川ではあるがダムが環境に負荷をかけているのは事実なので、赤川もその例外ではない。期待する分相応の批判が漁協や県に対して出るが、河川を牛耳る官僚へ矛先を向けるべきなのだろうか?その前に牛耳る官僚とお抱え学者受け持つ施工業者それに政治家の生態観察が必要なのかもしれない。
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